■アプローチする翼の下には漁火が...津軽海峡の汐の香りただよう飛行場です。
函館空港は、市街地に隣接している飛行場として、日本でも数少ない立地条件に恵まれた空港です。湯の川温泉近くの高台に海岸線に沿う形で、おおむね東西に滑走路が延びており、夜景で有名な函館山が空港の西側に望めます。
その滑走路の長さは3000メートルほどあり、国際・国内航空輸送網の拠点となっている空港です。また、飛行場標点を中心にして半径9キロメートルの管制圏が設定されており、空港監視レーダー・ILS(カテゴリーI)も運用、運航面の安全性も高い空港です。
津軽海峡の沖合いに連なる漁火を、翼の下にいだきながらのアプローチは、詩的情景いっぱいに三次元の世界がひろがります。そんな「函館空港」へ!ぜひ、おこしください!
■海上保安庁・函館航空基地も空港施設内にあります。
函館空港の施設内には、第一管区海上保安本部/函館航空基地があり、シコルスキーS76型ヘリコプターが2機(MH904くまたか1号、MH909くまたか2号)常駐しています。
湯の川方面から通称、海岸通り(国道278号線)を戸井町方面に向かうと函館航空基地への進入道路があります。空港ビルとは反対側の海岸線の空港敷地内です。銭亀沢漁港の近くに看板があるので、すぐわかります。
道南および北海道の海難・人命救助などに日々活躍しています。函館海保には、この函館航空基地所属機の他、巡視船「つがる」に搭載されているシコルスキーS76D(はいたか)も常駐しています。
■イカす街"函館"観光ご案内
北海道の南に位置する函館・道南地方の観光地をご紹介します。
イカは函館市の魚に指定されている重要な海産物です。
イカ釣り船は市内のどの漁港をたずねても必ず見かけますので、市内観光の合間にぜひおたずねください。函館港からのイカ釣り船はシーズン中、午後に出漁し漁を終えた翌朝の3時半ころに帰港します。帰港後ただちに水揚げされ、多くのイカは市場へと運ばれます。
一部は生け簀イカとして生きたまま目的地へと特殊車両で輸送もされます。函館朝市や自由市場には朝早くからそれらの水揚げされた新鮮なイカが多数並べられ、並べられたイカのほとんどは大きく呼吸して生きた状態で消費者を待ちうけています。
昔から函館の家庭ではそんなイカを細切りにして山のように盛り付け、生姜醤油か大根おろしで朝ごはんとしていただきます。
函館空港の側には、市内観光には必ず含まれるトラピスチヌという女子修道院があります。空港の近くということもあり、観光シーズンには多くの観光客がおとずれます。その反面、観光コースからはずれているせいかあまり観光客がおとずれないお奨めポイントがあります。
当別にある男子修道院のトラピストです。ここで製造されるトラピストバターやバター飴は有名ですが、当別は男爵イモの発祥地でもあります。
川田男爵がイギリスやアメリカから様々な種いもを取り寄せ、男爵所有の川田農場でジャガイモの普及を図りました。その後、川田男爵はここトラピストで洗礼を受けています。
平成22年、五稜郭に箱館奉行所が宮大工の手により復元されました。
高価な瓦が大雪により何枚か破損する年もあるようです。冬期間、お堀の周りは無数の電球でライトアップされて五稜星形が浮かび上がります。また、こどもの日が近づくと、五稜郭タワーでは大きな鯉のぼりがタワーを支柱として設置され、なかよくならんで泳ぎはじめます。中には津軽海峡のマグロのぼりが泳ぐこともあります。
夏場は、五稜郭のお堀に特設舞台や船を浮かべ、幕末の箱館戦争を題材にした市民創作劇の「函館野外劇」が開かれます。五稜郭タワーアトリウムで開催される「土方歳三コンテスト」も毎年全国から参加者が多く集い、われこそは土方歳三なりを競います。
その他、年間を通して五稜郭タワーでは多くのイベントを企画しています。五稜郭タワーの展望階から眺める五稜星形やパノラマ景色は圧巻です。ぜひ、一度はおたずねください。